補強の場所、大きさ、形、材質には意味があります。
AUTOMAGICはその意味と裏付けをもって施工しています。
メーカーは衝撃テストはしていてもそれをどう直すか、どう直せるかは研究してませんね
当社は創業当初から沢山のフレームを直してきました。
衝突エネルギーがどこまで及ぶのかを研究することでフレームにかかる負担や弱い所が解ります。
衝撃を受けたフレームから力の分散やこんなところまで応力がかかるのかを教えられました。
その弱い所や力の集中箇所知る事が出来た事は独自のスキル構築に繋がりました。
AutoMagicが目指す補強
・粘りバランス
・力の分散
・剛性の再構築
・トラスとアーチ剛性
■カスタムとしてガセット補強の元祖
二輪業界のあと加工の補強自体が浸透しておらず、補強方法も主には
プレートもしくはパイプを突っ張り棒のように入れるのが主流だった。
そこでAutoMagicは点で支えるパイプ補強から面で支え軽い
『BOX形状のガセット補強』を提案
34年間の経験や修理のノウハウがあるからこそ、それらが裏付けとなって
適切、適量、適所の補強があるのです。
プレートやガセット補強材をただ単に平たいままの施工だけではありません
臨機応変に、時にはカールさせ、時には鋭角に曲げることで
リブ効果や目的方向を目指した補強もできます。
(余談:二輪業界にはこの手法の名称がなかったので、ほとんどの雑誌社や業界人に聞いたのだが誰も知らなかった。いろいろと調べた結果、三角形部分の補強に様々な形状で補強することを「ガセット」という、その名称で補強材として販売開始した事が今皆さん使っている名称の経緯です)
■補強材
フレーム補強材はメーンフレームより強度がある材料を利用すれば
さらに良くなると言うモノではありません。また、補強箇所がむやみやたらに
多ければ良い、強くなる、、というモノでもありません。
「補強」というだけに強度を補う為の材料です、適度な柔軟性で支えたり、
力をバランスよく分散させる様な補強をAutoMagicは目指してます。
■熱処理
フレーム補強には切っても切れない熱処理問題があります。
とても綺麗にそして念入りに溶接するは良いのですが、加熱しすぎで
冷却時に大きくひずみが発生します。加熱部分は焼きなましと言って
従来のバネ性質が失われたりします。
メインフレームの重要な個所に、見よう見真似の裏付けもない補強は
フレームの肝心要のヘッドパイプやバックボーン回りの補強の影響で
ひずみが起り測定するとタイヤの接地点が左右振ったりしています。
■よく見るピポットザグリ加工の功罪
オートバイは、エンジン動力がチェーンやタイヤを伝わって路面を蹴り
ピポットが押されて前に進んでます。
ピポットはヘッドパイプ同様にオートバイの重要な『要』です。
特に左はチェーン駆動側だったりするのでさらに力がかかる部位です。
そこを規格外の太いタイヤを入れたいがために、
安易な考えで
「じゃ、当たる部分を削ぎ落としてしまえッ」と、
パイプ半分もザグリ加工して鉄板あてがう為にガンガン溶接して完了。
左は薄っぺらなパイプと薄っぺらなガセット補強。
右はきっちり丸パイプとその幅のがセット補強になっている。
そこでの功罪とは?
チェーンライン軌道は確保できたかもしれませんが、ピポット左右の
形状が違って剛性バランスが崩れ、尚且つ溶接ひずみでシャフト穴の
向きが変化し微妙にズレが生じたり、その上ガンガン加熱したために
フレーム素材が焼きナマされ本来の強度が確保出来るのでしょうか。
結果的に何が起るのでしょうか。
かえってイジリ壊すことに繋がりかねます。
■復元再生
フレーム補強の主流は旧車や絶版車の古いマシン設計を
カスタムによる足回り強化や近代のハイグリップタイヤへ対応する為の改善や
競技用としての改造が目的ですが、カスタムの補強だけではなく何十年という
経過と共に金属疲労や経年劣化で起こる破断やクラックの補修や何十年と
走ってわかった設計上の強度不足な部分の補強を交えた復元、再生、リセットでもあります。
■フレーム補強工賃
フレーム補強 ガセットモナカType=¥1800 (税別)×2枚+工賃¥16000 (税別):一箇所
フレーム補強 ガセット片面Type=¥1800 (税別)×1枚+工賃¥12000 (税別):一箇所
フレーム補強 パイプType¥1000 (税別)工賃¥12000 (税別):一箇所
フレーム補強 プレートType¥800 (税別)+工賃¥8000 (税別):一箇所