ARAKI’s Column荒木美佐夫のコラム

「自発」第1章

人は、
指示され動く、成り行きで動く、習慣で動く、無意識で動く、考えて動く。
行動には様々な理由がある。そして様々な成行きがある。結果にも理由がある。
たとえば仕事で言えば、
任されたポディションでどう発揮できるか?貢献できるのか?
そこからどう登りつめられるか?どこまで出来るか?
楽しみであったり、難しかったり、面倒くさかったり・・・
手抜きも、ぬるま湯もあるし、逆に開拓心と好奇心であふれ必然的に前向きに進んでいる人もいる。それぞれだ。
自分で選らんだその取組み方、選択肢その行動で
どれだけの時間や労力を費やして来たのか?
思っていた結果に結びついたか?
納得するも出来ないも誰のせいでもない自分だ。
スポーツ、技術力、私生活、人格に至るまで
自分自身の行動力と思考能力でかなり左右する
無心になって集中力と我武者羅が必要な時期があるのでしょう。

 

普段から不平不満ばかりのヤツの多くは他力本願で実行力が少ない人だ。
本来、人間界なんて地球上の微生物。勝手な人間の影響で様々なものが
枯渇しても何も文句も言えない地球上の自然や生き物もいる。
それに比べたら1人の不平不満は小~さな出来事。
ドーにでもできるはず。何とか出来るはず。

 

不平不満=自身の器量と情熱の問題…のような気がする。

 

自分の意向に対し指示や考えが「違う、おかしい、リスキーだ」と言った状況下で
どう反応するのか?どう行動するのか?
その場の空気と状況と人間関係と…その中で自分はどうするべきか?何ができるか?
「忠実に従う、意見する、自己流にする」
または「放棄する、辞める、適当、成すがまま」
一般的に仕事とは、報酬が一番といずれ思うのかもしれないが
初心はカネではなく憧れの会社や社長やカリスマ、師匠達と
「志」が共感できたり目標目的が同じであれば志気は保てる…はず。
あるレベルを超えればカネは勝手に後からついてくる…はず。

 

しかし、「何が何でも着いて行くんだ!」と言う人が減った気がする。
夢中でいられる期間が短い。すぐブレてしまう。
溢れかえった情報の為、直ぐ他人と比べ隣の芝が青く見えてしまう。
平均や人並みから外れると我慢できず直ぐ心が折れる。
当社には過去に色々な人材が来ました。
凄ッい人材も駄目な人材も…様々です。

 

何年経ってもなかなかスキルアップできず、若手に抜かれっぱなし。

 

そろそろ寒くなって来たんで辞めます。

 

盆栽いじりの様に納得いくまで時間無制限、気に入るまでいじっている。

歩合給を稼ぐ為、とにかくカタチにしてヤッツケてしまおうとする。

隙あらば自分のBikeばっかりいじっている。

ほとんど毎日ギリギリ遅刻。

来客や電話があろうがお構いなし、”毎日”ガーガー昼寝をする。

入ったばかりで一度叱られ次の日から来なくなった。

重い仕事や嫌な仕事は必ず誰かの次に後ろから近づく。

練習や研究をしない。
沢山のチャンスを与えるがなかなかどーして…
馬が合わないのか?人を使うのが下手なのか?
自然に深入りしなくなり「自発」を導き出しあとは時間にゆだねる事にした。

 

上記の人種は「こころ」を革めない限りそのほとんどが、当然のごとく長続きはしない。
当社に在籍していた称号は当然のごとく与えられない人達だ。
遊びにも来れない人達です。
中途半端な人は何処でも中途半端でマイスターには成れない。
しかし、そう言う人に限って「俺はこんなモンじゃない!」と思ってたりする。やっと40才過ぎてその実力に気が付く。
生まれた時から決まっている、とDNAのせいにする人もいる。その様に才能や素質を理由にする人もいる。
「天才」「秀才」は天性のモノ。
向き不向き、好き嫌いがある事ももちろん理解できるが可能性は誰にでもある、ほとんどは平等だ。

 

自発的に知りたい!覚えたい!、磨きたい!
と思わなければ身に付かないんだよ。
そこには近道や遠回りはあるだろう・・・
他人からはチャンスやヒントは貰うものの、その後の成長は自分自身の問題。
イチローの名言で

努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。

(イチロー   本名は鈴木 一朗 )
イチローだけでなくほとんどのTOPアスリートやマイスターも同じ事を言う。
その努力を苦と感じるのか?感じないのか?の違いは大きい。

 

僕は凝り性なんで覚えたくなると、出来るようになりたいと
思うとけっこう根詰めて探求する。変な見栄も計算もなく我武者らだった。
没頭し時間を忘れ、気が付いたら朝の2時で外のバイクが霜で凍っていた。
塗装、溶接、フレーム・・・初めの頃はいつも夜明け近くだった。
でもまだ満足も不満足もある。
その頃の努力を苦労とは感じなかった。
「好きこそモノの上手なれ」と言います
好きな事をしている時は、皆さんも そんなモンでしょ?
人間力やワザ、又は会社の成長の課程で、解決、乗越える、スキルアップ、生み出す、心地よい・・・
それら全て充実するには「自発と情熱」があってこそでしょう。

 

もちろん、個人プレーではなく会社組織やスポーツなどみんなで協力し合って
成り立つ事も沢山有るのでしょう。
そこではスケールや枠の問題で任された自分の範囲をいかに効率良く、誰よりも上手く、自分らしくこなせば良いのでしょう。
それが他人のお陰で成し遂げた?と言う事が無きにしも非ず、それに慣れたり頼ってばかりいるとまたどこかで不平不満が溜まる。

 

仕事、家事、技術力、勉強、報酬、人気、父親として、母親として、
あそび、、、、とにかくあらゆる所で・・・・

 

「色んな依存していた部分」の少しでも自身の力で自発的に行っていけば自分の可能性と個性が開くのでしょう…

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