中古や新車のZX10RをDonorMachineとし て製作できます。
ZX10Rをフルに利用した仕様で公認 車検込み。
ドナーマシン及びNinjaのBaseマシン抜きコンプリート価格¥280万税別より。
ZX10R用ホイールやブレーキ関連のアフターパーツは オプションとしましてボルトオンで装着可能です。
他店では真似の出来ないコストパフォーマンスとポテンシ ャル!!
AUTOMAGICのカスタムは施主様の夢や願いを、
AUTOMAGICらしく具現化する事が仕事だと思って ます。
この付加価値を柔軟な目で捉えられるか?どうかは・・そ れはあなた次第です!
ZX10R’12yモデルの新車をドナーにGPZ900Rフレームと融合しました。普通に、コレをこのまま乗ればイイじゃん・・
と様々な方々に言われました・・・ごもっともです!
しかし、今回の目的とは、とにかく本物Ninjaフレー ム使ってどこまで出来るか?でした。
最近の雑誌紹介のN injaカスタムシーンでは柔なサブフレームでエンジン 吊して載替えたり。
なんとかパッケージとか言って一点豪 華主義&前掲した姿勢のコンプリートで¥300万も40 0万も・・それで得たポテンシャルとは?
そんな流れとは違った着眼で新たなパフォーマンスを求め たい。
カスタムなので個人の価値観を大切に取り組みまし た。
オーナー様と相談した結果、初めから200馬力もあって 、トラクションコントロールも、
走行Mode付いていて それが全て新品で手に入る新車をDonorMachin eにすることとしました。
当初、うまく融合できる保証も事例もない企画でしたがオ ーナー様はAutoMagicなら出来る、何とかしてく れると、、と期待してくれた。
そのご期待に応えられるか初めはチョ~不安でした。
まずは、ZX10Rの各支点の位置やヘッドパイプの角度 高さなどジグ取りしておくところから・・・
※画像はスペアーで用意しておいたフレームです。
Ninjaフレームとの融合を目指し、エンジンマウント、リヤサスマウントなどなど主要マウントを残し余分な部分を特殊なカッターで切り落とす。
工場は千葉にある小池酸素工業のテクノセンターです。
プラズマカットやレーザーカットも出来る、、アームロボットで溶接やカット設備がメチャクチャ充実しています。
AUTO MAGICの強い味方!!
KOIKE:http://www.koike-japan.com/jp/
不要な箇所をカットされた、NinjaとZX10Rフレ ームと奥には部品取りの新車
ZX10Rのカット部分をはずしZX10Rのヘッドパイ プがあった場所にNinjaヘッドパイプを差し込んでみ る・・・
このとき、この一瞬で今回の企画の難易度が見えた。
だけど「イケるッ」、、、そんな手応えを感じました。
事前の様々な採寸や可能性の調査が済んで、
心の準備も整いました(笑)
さぁーいよいよ新車のZX10R分解です。
どれをとっても新品・・・
中古PARTS流用と違って、PARTSリペアーや磨き やO/Hもなくて、新車がドナーって楽だな~
ここからがAUTO MAGICの真骨頂!
エンジン載せて外装仮付けして、クリアランスチェック。 全ての保安部品を試着脱着しながら、、、
メイン骨格の最 もオイシイ ディメンションを探り、決めて行く作業です 。
普通ならなかなか正解が見つからないので気が遠くなる 作業でしょう・・・だって正解がないのだから・・
その先 は今まで沢山作ってきたデータと経験値が結果を出します 。
上下フレームの位置関係を割り出しました。
全ては点付けで仮付けです。
ZX10Rと同じ位置に設定しキャスター角度25.5度 に再設定。
スロットルボディとタンクのクリアランスやこ れだけ長い575mmもあるスイングアームも
Ninja よりかなりピポットが前に来ますのでテールカウルとの帳 尻も合いそうです。
でも、この時点で、、もぉ~どんなスタイルになるか想像 できますね?!
メイン骨格のジョイント部分もか~なり頑強に創り込みま した。
YAMAHAのTRX850などメーカーの2分割 フレームよりもっと頑丈に・・・
ピポットとヘッドパイプの位置関係は、ほぼZX10Rと 同じ位置なので走りはZX10Rにかなり近づけるかな?
あとは重心やポディッションの問題かぁー・・・
だんだん細かいところの調整です。
このハンドルに合わせFRPカウルの位置合わせやハンド ルの切れ角設定。・・・と続きます。
メーターもZX10Rそのまま利用していきますので、、
NinjaのカウルステーにZX10Rメーターがマウン トできるように改造します。
ピボット部の上下のジョイントは、表から見てはNinj aの丸フレームで
裏側は大きな角型のレールと溝でしっ かり組込ジョイント式です。
何か大きなジョイントを溶接する毎に、くり返されるフレ ームの測定です。
ピポットに対してヘッドパイプは垂直で 車体センターの位置関係は絶対です。
※雑誌でよく見るノーマルマシンとカスタムマシンの比較 記事があるが、、、
キャスター角やスイングアームのたれ 角、ホイールベースなどなど何を基準に計測しているのだ ろうか?
そしてどんな機材で計っているのだろうか?
まずは計測時の地面(計測場所)のゼロ設定が必須!
一般 工場の床面では測量機と測量士でも駆使しない限り難しい 。
また、車体を置いたワンG時と宙に浮いた状態でも違っ てくる、、
どーう見てもデタラメだなぁ~..ありゃ、、、
今まではこの様な機材や要領方法など、ここまでの製作記 を公開することはありませんでした。
しかし近年クリエイ ティブでホンモノのカスタムビルダーがあまりにも減って しまった。
そんな寂しい現状を感じて、こんなお馬鹿や斬 新を見て少しでも刺激を受けてもらえたら、、、
そこから 、新たな若手ビルダー生まれ、新しいMovement生 まれたら嬉しいと思いまして、公開し始めました。
アッパーフレームもAutomagicのならではのノウ ハウが詰まった補強を加えていきます。
Special Reinforcement Of Auto Magic
アルミ部分はアルミ地を残そうとも考えたのですが・・・
今回は『いかにもやってるぞッ・・』になるべく見えない ように、、
しかし、見る人が見れば
『なんだコレー!ッ』って言う感じにしてみようと思いま して全部同じ色でツヤありBlackにしました・・・
う ~ん….でもこのマシンでさりげなくは無理か(笑)
このアングルショットがお気に入りです♪
インジェクションなのでFuelPompをZX10R同 様にタンクに設置。
実はココも偶然ですがNinjaフレ ームにちょうど当たらない場所がたまたま出来ていたので 迷いなくそこにSET。
スロットルボディとの干渉も避ける為にタンク加工した。
いよいよ大詰めです。
ZX10Rフレームはダブルクレー ドル形状で、
そこにSETされているエアークリーナーBO Xは大きく形状が違い過ぎでNinjaフレームには流用 できません、
さらにTwin のFuel injection systemなので
アルミ板でInjectorのマウン トを設置しその後にBOX形に作っていきます。
外装の塗装も上がって次は、燃料の調整をPCで基本から 入力・・・
キャブ車にはない光景ですよね。
カスタムフレーム:D.F.C.TypeⅢ-Ninja GPZ900R対ZX10R編でもご紹介しております。
HPページ:https://a-magic.com/4351