CB1100R対CB1300SF D.F.C-TypeⅡのご紹介です
■キャスター角度を26.0度に設定
※Caster angle CB1100RD STD28°⇒26°Reset
エンジンの搭載位置やキャスター角度、ヘッドパイプ位置、シートレールの高さ、
車高・・・・と、バランスの検討が一番重要です。
お客様の好みや理想を交えてディメンション決定していきます。
■ヘッドパイプを含む上半分のフレームはCB1100Rの純正フレームを
そのまま利用しますのでタンクとシートカウルは無加工で装着できます。
この後、左画像の見えているアンダーフレーム部分を切り離し
その代りにCB1300SFのアンダーフレームと融合します。
■CB1300SFのバックボーンフレームは太い角パイプの1本のみですので、
CB1100Rのフレームとは全くフレームの構成が違います。この辺の帳尻合わせは至難の業・・・
タンク対Egとのクリアランスや保安部品装着時を想定して
上下フレームを簡単なパイプで仮付けして、治具から降ろして確認中の状態です。
この作業がとても大切ですので手間は惜しまないで細かくチェックします。
この様に出来上がったものを見れば簡単そうに見えますが・・・
溶接ひずみや熱処理・・と、ここまでの作業がとっても神経使います。
■何とかうまく まとまりました。
何の前例もない、ヒントも無い初めてのパターンは試行錯誤の連続です。
まさに「為せば成る 為さねば成らぬ何事も」ですね。
新しいカスタムの醍醐味と新しい付加価値のご提案です。
■D.F.C.のメリット
・旧車、絶版車の金属疲労、経年劣化を大きく改善できます
・ベースマシンの旧ディメンションが新たなお好みのディメンションに任意設定できる
・旧車、絶版車の大きな心配は、エンジン部品のメーカー欠品ですが
この手法で近代エンジンに変わるので部品供給の心配はなくなる
・上半分のフレームはメーカー純正そのままですので、
純正部品から市販の社外部品までボルトオンで装着できます
・下半分も上記と同様に、足回り、駆動系。マフラーも、
純正部品から市販の社外部品までボルトオンで装着できます
・アンダーフレーム&ピポット部位に組み付けられているエンジンやスイングアーム、タイヤホイール、
チェーンラインは純正値のまま絶対値で利用しますので合理的です
・どんなに新しいエンジンでも規制内容はすべてフレーム番号であるベースマシンに準ずる